軽度から中程度の陥入爪に関しては、専用のワイヤーを使った治療を行います。爪の両端にワイヤーを装着し、ワイヤーの戻ろうとする力を利用して爪を正しい位置に矯正していく方法です(保険適応外)。
この方法で治療しても再発を繰り返す方や、爪が食い込んだ部分に肉腫ができ、歩行が困難になっている方に対しては、外科的治療を行います。
局所麻酔をして、皮膚に食い込んでいる部分の爪と爪の下の組織を切除します。程度がひどい場合は一旦爪を抜いて爪の下の組織(爪床)を広げるような手術を行うこともあります。
リスク・副作用について
ワイヤー治療で一旦爪が広がってもやめると再発する場合があります。
爪の状態によっては爪が割れてワイヤーが外れてしまうことがあります。
◾️治療期間と通院回数
ワイヤー治療中は1回/1ヶ月度で通院 2ヵ月くらいでワイヤー付け直しでおおむね半年程度治療します。ワイヤーをやめると再発することがあるのでその場合はまた装着します。